「情報量を増やそう‼」え?と思われる方もいらっしゃるかと思います。というのも、情報に溢れた近代、現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の一生分であり江戸時代の1年分と言われていますね。「大学受験が終わるまでスマホは禁止」「テレビ、漫画は見てはダメ」などなど情報制限をお子さんにかけておられるご家庭は案外多いかと思います。ですが、国語という科目で良い成績を取るためには、語彙が多ければ多いほど有利ですし、広く浅くあらゆる分野の一般常識が身に付いていなくてはいけません。
また、どのような状況に置かれた人の心情であっても、ある程度理解できる精神的な成熟度も求められます。そんな力を身に付けさせるには、良書の読書だけでは足りず、豊富な自然体験や旅行、多様な大人との会話、新聞・テレビ・インターネットなどからの情報収集が欠かせません。
これもダメ、あれもダメと制限ばかりするよりも、小さい頃から質の良い情報・作品に触れさせ、それらをお手本に「制作・発信体験」をさせるなど、しっかりとメディア・リテラシー教育をしてあげた方が、あらゆる情報を読みこなす力、自分の思いを自在に表現する力につながるでしょう。
空前のAIを迎え、子どもたちに求められる能力は、昔とは大きく変わってきています。AIにまねのできない「人間ならではの力」を磨いた子が、これからの時代には優秀とされるでしょう。「人間ならではの力」とは、人の気持ちに寄り添う「共感力」や「想像力」、革新的なアイデアを形にする「創造性」、倫理的な「判断力」、自らの思いを言葉にする「表現力」など、まさに国語力を源泉とする力なのです。こうした力は「非認知能力」と呼ばれ、新入試でも重視されています。暗記勉強だけに学習時間を費やす古い学力観から脱却し、「非認知能力」を伸ばす読書と作文で、新時代の学力を手に入れましょう。
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