3歳までの子育てに大切なたった5つのこと

児童精神科の佐々木正美先生の著書より、抜粋してお伝えします。

育児の基本は「子どもにこたえること」 子供が「こっちをみて」という仕草をしたり、泣いて不満をうったえたりした時には、その思いに答える。「キリがない」と思うかもしれないのですが、それでもキリがないことに答え続けることで、子どもの心は安心します。その結果、要求はむしろ減っていきます。それが自立です。

いつも将来を考えて子育てすることは、本当の意味で愛情深い育児ではないと思っています。親が自分の理想を求める育児をした時、子どもに伝わるのは、愛情ではなく、「あなたに不足を感じている」というメッセージです。幼い子どもが親に求めているのは、いま、ありのままの自分を親に認めてもらうこと。将来ではありません。0歳から3歳くらいまでの幼い子どもは、親の思いどおりにならないものです。親の期待や要求にこたえることなんて、ほとんどありません。むしろ、泣いたり、だだをこねたりして、親にいろいろと要求するのがふつうです。

子育ての基本は、子どもの要求にこたえることです。すべてはそこからはじまります。子どもが望むような育て方をしてあげるのです。親は信頼できる、自分は大切にされているという思いが、心の深いところに必ず残ります。その気持ちが、将来、自分や人を信じる力の基盤になります。逆に言えば、子育てをするなかで、どこかで一度、子どもの要求にしっかりとこたえなければいけないということです。子どもが大きくなるほど、要求にこたえるのは難しくなります。思春期になってから子どもの心を満たすのは、大変でしょう。幼い子どもに答えることが、いかに重要か、お分かりいただけるのではないでしょうか。

子どもの望みに、理想をいえば「どこまでも」こたえればこたえるほど、子どもは安心します。少なくとも3歳ごろまでは、子どもの望みをなによりも優先してください。

たとえ現実的に難しいとしても、自立心を育てるために、そういう気持ちでいることが大切です。できるかぎりこたえようと思って、いっしょにいる時間をすごしていれば、その思いは必ず子どもに伝わります。

重要なのは、時間の長さではなく、その質です。いまこの子を幸せにしてあげようと思い、心をかけること。その瞬間の積み重ねが、子どもの心を育てていくのです。

① 遠くから見守る

母親やそのほかの大人に見守られて育った子どもは、いつも守られているという安心感を心に抱きます。同時に、見守ってくれている相手への情頼感ももちます。

子どもにとって母親のまなざしや声、しぐさは、自分のしていることが安全か危険か、正しいか誤っているかを判断するための基準になっているのです。母親に見守られ、安心して行動する経験をつんだ子どもは、大きくなってから、社会のルールを守れる子になります。母親のまなさしが、子どもの社会観をもつくっていくのだと、知っておいてください。(見守られる体験が少なかった子、親のほうをみても反応してくれないことが多いと、当然、不安や寂しさを感じます。見守ってほしいあまり、いたずらをしたり、注目を集めようとする。)

②ほほ笑みを返す

子どもは、喜びを分かち合う意欲をもって生まれてきます。生後1か月ごろには、早くも母親に笑いかけます。そして4か月をすぎるころには、母親や周囲の大人に対して、はっきりと笑顔を求めはじめます。笑って、喜んでほしいとしぐさで示すのです。笑顔の子どもに、ほほ笑みを返してあげられるかどうか。それしだいで、その子の共感性の広がり方が変わってきます。子どもは、喜びを分かち合う経験をすればするほど、共感的な子に育っていくのです。

ほほ笑みの交換によって、他者と共感する感性が育つ。最初は喜びの共鳴です。喜び合うことの幸せを十分に感じると、次に人の悲しみや痛みに思いをよせる感性が育ってきます。悲しみの分かち合い、それは思いやり。(笑い返さない場合、喜びを共有しにくくなる。まわりの人と遊び合おう、楽しみを分かち合おうという気持ちが育ちにくくなる。そして、悲しみも共有しにくくなる。人の悲しみに気づき、思いやることも、できにくくなる。)

③泣いたらあやす。

子どもが泣くのは親を呼びたいとき。何千回でも何万回でも、泣くたびにあやしてあげるのです。泣くたびにあやしていては、それが際限なくつづき、わがままな子どもになるのではないかとそう思われる人もいるかもしれませんが、子どもは願いがかなえば、それ以上の要求はしないものです。ただし、要求に『もの』でこたえると、それはエスカレートする。手や心をかけて、子どもを満たしてあげましょう。

親への甘えが不足すると、親以外の人に甘え、わがままな態度をとりがち。あやしてあげることが、子どもの心を強くするのです。

④できるまで待つ

親が子育てのさまざまな面であせっていると、その気持ちは必ず子どもに伝わります。親があせれば、子どももあせります。子どもの発達を待たずに、期待を先行させたり、過剰に干渉することが、その子に大きな負担をかけ、発達や成長のさまたげになるのです。

子ども主体の時間、場面をつくってほしいのです。いつも親主体の生活をつづけていたら、いずれ子どもは、主体性を失い、親の顔色をみるようになってしまいます。なにごとも、自分では判断できないようになってしまいます。少なくとも、子どもが意欲をもったときには、本人のペースを優先して待ちましょう。それができるだけの余裕をつくっておきましょう。それは親の務めです。

待つ育児のヒント

・ほかの子と比べない

・失敗したら励ます。
子どもは失敗しながら学びます。失敗も必要。親もおおらかに待ちましょう。

・何回でも伝える

「なにをするか」は伝え、「いつするか」を子どもにまかせて待つ。

⑤ いっしょに遊ぶ

ほほ笑みを交換することと同じように、遊ぶことも、喜び合う経験になります。親はしぶしぶ付き合っているというのでは、喜び合いにはなりません。子どもは親の態度から、気持ちを感じとります。親が楽しんでいれば、子どもはよりいっそう楽しくなります。それが喜びの分かち合いです。子どもといっしょに楽しむことのできる親に育てられると、子どもはのびのびと成長します。やがて相手は親から友だちとじょうずに遊ぶことができ、人間関係をうまく広げていくのです。

以上、佐々木正美先生の本より抜粋です。

乳幼児期の子どもにこたえることで、そのあとの人生の基礎、人間関係の基盤ができあがる。この時期の基本的借類の如の傷は深いということを知っておきたいです。この書籍を読み、3歳を超えている息子たちを思い、もっと大切に過ごしたら良かったと胸が苦しくなりました。ですが、今から出来ることをしていこうと思いました。2歳の娘はあと少し、この事を実践してみます。

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この記事を書いた人

こんにちは、39歳三児の母で専業主婦のmotoです。家族は7歳の長男、5歳の次男、1歳の長女というにぎやかな日々を送っています。私の大きな楽しみはお菓子作り。このブログでは、子育ての中で見つけた小さな幸せや、家族に喜ばれるお菓子のレシピを中心に綴っていきます。日々の生活に役立つアイデアや、心温まるエピソードを共有できればと思っています。よろしくお願いします。

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